ロード・オブ・ウォー

LORD OF WAR 05年アメリカ

アクション/サスペンス  122min

【 監 督 】 アンドリュー・ニコル

【 出 演 】 ニコラス・ケイジ/イーサン・ホーク/ブリジット・モナイハン

【STORY】

冷戦崩壊前のウクライナで生まれ現在はアメリカ、リトル・オデッサで暮らす
ユーリー・オロノフ。一丁のサブマシンガンの闇売買をきっかけに武器商人
への道を歩み始めた彼はその才能を開花させ世界有数の武器商人へと登
りつめていく。世界各地の戦闘・紛争地域に武器を売りつづけ巨万の富を得
たユーリーは愛する妻子をも『武器売買』の恩恵で手に入れまさに順風満帆
の日々を過ごすのだが・・・。


画像





















現在の世界で最大の武器輸出国家は米・英・露・仏・中である。そ
して国連安全保障理事会の常任理事国はこの五ヶ国だけである・・・




最後の最後でテロップで出るこの一文。重いです…。戦争で儲けている国が
世界の平和・秩序を司っている現実。誰もが矛盾を感じずに入られないこの事
実。だからといってこの五ヶ国が悪だとか現国連が意味をなさないとか言うつ
もりもないがこうやってはっきりとした文字にされるとやっぱねェ…。すっきりしな
いもんです

そんな世界の武器流通の現実、そしてその武器が使われている戦闘地域の
現実をリアルに描いている作品だから観ていて楽しいとか満足するとかいう
ことはありません。

『何かがおかしい』『どこか歪んでいる』とは感じるのだが『じゃあどうする?』
『誰が悪か?』となるともうお手上げ…。ムズムズした時間が続きます。

作中でもユーリーが最後に結論付けていたが『必要悪』という曖昧な言葉で
しか表現できない問題なんでしょうか…。使う側が悪い。売る側が悪い。

個人のレベルではどっちも悪いという斬り方ができるのだが国家となると…。
しかも『特別な』五ヶ国。

これを反戦映画と呼ぶこともできるだろうが、ちょっと違う気もする。この映画で
描かれているのは『戦争』ではないから。あくまで需要と供給の法則が支配
する市場経済のお話。その商品が人を殺すカラシニコフであるということ。

乾いた映画です。   ふぅ。

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