リクルート

THE RECRUIT 03年アメリカ


監督 ロジャー・ドナルドソン

出演 アル・パチーノ / コリン・ファレル / ブリジット・モイナハン 



突然CIAのリクルーターを名乗る男・バークにCIAに入局するよう
リクルートされたジェイムスは90年に失踪した父親の手がかりを
求め、CIA訓練機関「ファーム」での訓練に参加するが…。


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誰も信じるな…己の五感さえも」というコピーがしっくりくる程の出来
ではなかったです。今作に関してはアル・パチーノの魅力が存分に発揮
されていたとは言い難い…。

前半「ファーム」で行われる訓練時は全てを知り尽くした切れる教官として
の見せ場はあったものの、事件の黒幕がバーグ本人だと判明してからの
盛り上がりに欠けたように思います。

年老いて現場から外され、新人を教育する立場に追いやられたことで「国
家に対する忠誠心」を失い金のために「アイス9」を盗む…。

まったくもって薄っぺらな裏切り者で何も訴えかけてくるものがない真相と
結末。たとえ悪であっても何かしら心に訴える男を演じてきたアルの演じる
役にしては致命的に薄かった。

最近やたら見るC・ファレルとB・モナイハンの「騙してるのか?・騙されてい
るのか?」という駆け引きは見応えがあって良かったです。あとCIAという機
関の2面性がよくわかります。世界中の大使館に工作員を配置して地球規模
の情報網をもっている割にそこで働く人の採用方法は結構開かれていて、

「え?こんなんでいいの?もっと恐ろしい人間が集まった所なんじゃないの?」

と若干拍子抜け。映画からの過剰なイメージがあるせいかな…。CIAと聞くと
常に何かを企んでいて、今日の暴力は明日の正義とか言って無茶してそうな
気がしてしょうがないんですよね。要するにブラックなイメージ。

まあサスペンスとしては及第点って所です。損はしないが得もしない…平均的
なオチの映画かな。

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